top of page

あいらびゅーだありん

上演時間:~​15分

※ATTENTION※


ふつーリーマンさん×ぷりちぃ系ヤンデレちゃんによるほらー(?)サシ劇。
カニバリズム(グロ)シーン、♂役叫びアリなので、ご注意!!


それでは、お楽しみあれ~☆

【配役表 1:1】

まなみ♀:
さとし♂:

<  >:ト書き

​【本編】

さとし:あれ、鍵が開いてる……? ちゃんと閉めたはずだよな。
    誰かいるのか……? まさか……空き巣!? おい! 誰だ!!
まなみ:あ! さとしぃ! おかえりなさぁい♪ お仕事お疲れさま。ずいぶん遅かったね?
さとし:えっ!? ちょ、まなみ!? なんでお前、俺の部屋にいるんだよ!! 俺たち、もう別れただろ!?
まなみ:ご飯作って待ってたんだからね。冷める前に食べよ?
さとし:……出てけ。っていうか、まなみ。お前、どうやって、俺の部屋に入った?
まなみ:合鍵に決まってるじゃない。
    っていうか、さとしがあたしの料理食べられないなんてことないよね?
    ちゃんと約束したもんね? それとも……誰かと一緒に食べて来た?
さとし:いや待て、合鍵!? お前、いつの間にそんな!?
まなみ:前にさとしがあたしの合鍵間違えて持ってちゃった時……だったかなぁ?
    勝手に作っちゃった。怒らないでね?
    ていうか、そんなことはどうでもいいでしょ。あたしの手料理食べれないワケ、ないよね?
さとし:だから、出てけよ!! 誰が別れた彼女の手料理なんて食うか。
まなみ:別れた……?
    やだなぁ。こんなに可愛い彼女を捨てる彼氏がどこにいるっていうの?
    さとしぃ。言っていい冗談と言っちゃいけない冗談があるんだぞぉー?
さとし:だ・か・ら!!
    3ヶ月前に2人できちんと話し合って別れるって決めただろ?
    まなみ、お前一体どうしたんだよ……。気でも触れたのか?
まなみ:気が触れた? なんで? どうして? 彼氏の家に彼女が遊びにくるなんて、普通のことでしょう?
さとし:…………。
    はぁ。分かった、食うよ。
    ただし! これが最後だからな。食い終わったら、合鍵置いて出てけ。そんで、二度と来るな。
まなみ:むぅ。今日のさとしくんは、ご機嫌斜めなんだからぁ。
    でも、よかったぁ。ほら、さとしぃ。早く着替えてきて? 早く早くぅ!

 


<間>


<リビングのテーブルに豪華な手料理がずらりと並んでいる>


さとし:お!? 何、まなみ、これ全部俺の好きなモンばっかじゃん。
さとし:(これが最後だもんな。
     最後くらい、まなみのままごとに付き合ってやるか。

     ヘタに刺激して、本格的にどうにかなっても面倒だし……。)


まなみ:……とし! さとしってば!!
さとし:あ、あぁ。悪い悪い。明日のプレゼンのこと考えてた。
まなみ:もう! お食事の時まで、お仕事ぉ? まったくぅ。まなみ、ぷんぷんだぞぉ?
さとし:ごめん。悪かったって。
    いや、ほら……他のこと考えられるくらいさ、お前と自然に食事できてるワケじゃん?

    それって、しあわせなことだろ?
まなみ:うー……まぁ、そっか! ね、美味しい?
さとし:すっげーウマい! お前、料理の腕上げたじゃん。
まなみ:えっへへぇ。実はぁ、さとしくんのために、3ヶ月お料理学校に通っちゃいましたぁ!
さとし:え、そこまで……?
さとし:(なんだ、この奇妙な会話は。本当にまなみは俺と別れた記憶がないのか……?)
さとし:そ、そうだ。まなみは食べないのか?
まなみ:あ、ううん。さとしが食べたあとに食べるから大丈夫。
    あ! ねえ、そういえば、今日のお昼ご飯美味しかった? 綺麗な人と楽しそうに食べてたでしょう?
    ねぇ……あの人だぁれ?
さとし:げっほごっほ!! なんだよ藪から棒に!
    か、会社の同僚! そんでもって……あ、いや……
    最近、彼女、大きな契約取ってきたから、そのお祝いっつーか、労ってたようなもん。
まなみ:……ふぅーん。図星。下心見え見え。やっぱり見間違いじゃなかった。
    ……ねぇ、さとし?

    なんであたしがいるのに、さとしとしは同僚の人と手を繋ぎながらお店に入ったりするの?
さとし:っ!?!? ……はぁ。新しい彼女だよ。
まなみ:また図星。さとしにはあたしだけだよね? ね?
    きっと、さとしはあの女に騙されたんでしょう?そうだよねえ、さとしい!?!?
    ……あ、でも、もうそろそろかな? もう、安心して?
さとし:あんし、ん……? お、おい……なに……し……た……


<さとしは、勢いよく椅子から床へ倒れる>


まなみ:やぁっと薬が効いてきたかな? おやすみなさい。続きは、起きてからゆっくり、ね?

さとし:つづ、き……?

 


<さとしは意識を完全に失う>


<間>


<さとしは、寝室のベッドの上で目を覚ます。何故か四肢は拘束さとしれている。
 テレビの砂嵐の音がやけにうるさく響いている>

 


さとし:ん……ここ、は……? 俺、確か、リビングでまなみと話してたはずじゃ……?
    っ!?!? なんだよ、これ!! んっ、んっ!! くそっ、動かない。

    ……おい、まなみ!! まなみ!!

まなみ:あ、おはよう、さとし。よく眠れた? どう? 縛られるってどんな感じ? ねえ? ねえ!?

さとし:まなみ、悪い冗談はやめろよ。……あ、そうか。

    お前、俺を縛り上げて、SMプレイでもしたいんだろ? そうだよな!? まなみ!!

まなみ:SMプレイかぁ……。うーん、それも悪くないかも。
    でもぉ、拘束具外したら、さとし逃げちゃうでしょ?
    薬のせいで、まだふらふらすると思うんだよねぇー。
    脱走して、あたしの大事な大事なさとしが怪我でもしたら大変じゃない。だから、だーめ。
    あ! そうだ! 実はね、泥棒猫の始末なら終わってるの。

    ねーえ? さっきのごはんのお肉、何だったと思う?
さとし:え……? スーパーで買ってきたんじゃないのかよ。……っ!! まさか!?
まなみ:さっすがエリートサラリーマン! お目が高い! そう! 泥棒猫のミンチでーす!
さとし:うそだ、ろ……おぇっ……おええええっ……げぼっ……。
まなみ:泥棒猫ちゃんのお味はどうだった? 全部平らげたんだもの、きっとうーんと美味しかったよねぇ?
さとし:うぇっ、おぇっ……。
まなみ:でもぉ、騙されたさとしだって悪いんだからね? 喧嘩両成敗っていうでしょう?
    あたしという存在がありながら、泥棒猫と一緒にいたなんて。

    ……だから、さとしにも……「お仕置き」
さとし:げほ…………。な、何、する……つもり、だよ……? お、お前は、一体俺をどうしたいんだ!?
まなみ:何を? それは、さとしが一番わかってるんじゃなぁい?
    あたしは、さとしとずぅーっと一緒にいたいって、離れないって何度も何度も言ったよねえ?
    なのに、さとしはあたしから離れようとばっかりする。だから、心を改めるためのお仕置きでーす!
    あ、手ぬるいことはしないからね? 乞うご期待!

 


<まなみは、キッチンから肉包丁を取り出して、さとしへと向ける>

 


まなみ:ジャーンっ! これ、なーんだ?
    ……そう! 包丁! でもぉ、ただの包丁じゃないんだよぉ? 特製なの。
    ねえ、さとし。なんだと思う? ヒント! お肉屋さん。
さとし:に……っ! ひっ!!

 


<まなみは、さとしににじり寄る。さとしは、自由の利かない体で必死に後ずさる>

 


まなみ:ふふっ、うふふっ。ねーえ? さとし?
    あたしは、さとしのこと……こんなに、こんっなに大好きなのに……

    どうして、あたし以外の女と一緒にいたりするの?
    こないだも合コン行ってたよねえ? ねえ、どうして? 答えないと……カラダ、なくなっちゃうよ?
さとし:ひぃぃっ……!! まな、まなみっ……その包丁……っ!!

    いいい、一旦、落ち着けよ!! な!?!?
まなみ:落ち着け!? 全然落ち着いてるよ!?
    ねぇ、さとし!!
    さとしはこの指で、あの女と指を絡めたんだよね!?

    合コンで女の子の手を握ったんだよねえ!?!?


<まなみがさとしの右手の薬指を切り落とし、辺りに血しぶきが舞う>

 


さとし:……う、うぁぁぁああぁあぁぁあ!
まなみ:まずは右手ね。あたし以外に触れた手なんていらないでしょ? んふふ♪

    さーあ、今度は左手でぇーすっ!

 


<続いて、左手の薬指が切り落とさとしれる。更に血しぶきが跳ね、壁に飛び散る。
 まなみは床に転がる左手の薬指を手に取り、

 2人が付き合っていた頃にしていたシルバーのペアリングを大事そうに嵌めるが、
 指の付け根がないため、リングが滑り落ちてしまう>


まなみ:懐かしいね。このペアリング。さとしにもう一度嵌めてほしかったんだぁ。
    ……あ。でも、上手くいかないや。やっぱ、指の付け根がないとダメかぁ。
さとし:ぁぁぁああああああああああ!!!! まな、み……やめ、て、く、れ……。
まなみ:やめる? 言ったでしょう? これは、「お・し・お・き」だって。生ぬるいことはしないって。
    この腕で女の腰を抱いたんだよねえ!? じゃあ、腕もいらないかな!


<まなみは、思い切り力を込めて、さとしの右腕を付け根から切り落とす>


さとし:やめ、やめっ、やめろ、やめてくれ、まなっ…………
    ぐあああああああああああああああ!!!!
    まな、み……た、のむ……も、これいじょ、は……。
まなみ:これ以上? ああ、そうだ!
    そもそも、泥棒猫とランチに行ったのも、合コンに行ったのも、この脚があるからだ。
    そんな浮気性な脚はいりませーん! ばいばあい!


<まなみは、ギリギリとノコギリを扱う要領で、さとしの右脚を切り落とす>


さとし:……………………。

まなみ:あれ? さとし? さとしー? もしもーし? 起きてよぉ。ねえ起きてってばぁ!
    ……あーあ。失神しちゃったか。ちぇ。
    ……ねぇ、さとし?

    もうあたし以外の女の人……ううん、あたし以外はみーんなみーんな、いらないよね?
さとし:……………………。
まなみ:よかったぁ。やぁっとあたしの気持ち分かってくれて、まなみうーれしっ♪


<まなみは、最後の仕上げに、さとしの腹に包丁を差し、内臓を引きずり出す>


さとし:ガァッ……っ!! ガアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!


 

<間>


<息絶えたさとしとしの隣にまなみが座っている。
 まなみは、取り出したばかりでまだ温かいさとしのはらわたを愛しそうに撫でる>


 

まなみ:あ! そうだ! ねえ、さとし。記念写真撮ろう?
    さとしとあたしが一緒になった記念!

    えっと、カメラカメラっと……よし! いくよー? ハイ、チーズ!


<スマートフォンの画面には、まなみが血まみれになりながら、笑顔でさとしだったものと映っている>


まなみ:んふふ……この目も、口も、全部、ぜーんぶあたしのモノ……!
    もう誰にも、渡さない。ずっと、ずっと……あたしの中で一緒だからね?


<まなみは、肉塊となったさとしを食べている>
(SE:咀嚼音)


まなみ:ふふふ……おやすみ、さとし。愛してるよ? 永遠に。
    これで、あたしが死ぬまでずぅーっと一緒! 嬉しい!!
    って、あ。さとしはもう喋れないんだっけ。動けもしないか。
    でもぉ、あたしがずぅーっと傍にいるから。満足だよね? ね? さとし。

    あは……あはははははは!!

☆めでたしめでたし☆

bottom of page