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ラスボス認定会議

上演目安:10分程度

 

 

※ATTENTION※
超絶ノリ命なギャグ掛け合い台本です。

ノリとテンポを重視して、掛け合いをお楽しみ下さい。

ニコ生・こえ部・ツイキャス等、ライブストリーミング配信でのご使用に関しては

特にご連絡頂かなくても結構ですが、出来れば、ご連絡頂けると

作者が狂喜乱舞しながら上演若しくはタイムシフトにこっそり伺います。


ご連絡頂かない場合でも、当台本URL及びAskA作であることの表記・告知だけは必ずお願い致します。

動画・CD等、形に残る媒体でのご使用は有償無償問わず、必ずご連絡下さい。
ご連絡は、HPトップのアドレスまでお願い致します。

作者からの意見・お願いは以上です。
それでは、お楽しみ下さい。

 

 

【登場キャラクター】

議長 ♂:この会議の議長だが、残念な議員達にやり込められている可哀想な担任の先生的存在。
議員壱♂:今時の小学生代表。クソガキ。とりあえずクソガキ。但し、お育ちはよろしい。
議員弐♂:今時の成人男性代表。30代。働き盛りで最近、パパデビューしたばかり。

     妻に尻に敷かれている。親バカ。
議員参♂:今時の中二病代表。

     真面目クンなのに、真面目ぶれない中学生だが、時に素晴らしい中二病力を発揮する。

     下衆でゲス。
議員四♀:今時の女子高生代表。とにかく、いろいろ残念。おチビ。実はガチオタク。
NE   :ニュースレポーター。議長が兼任。


【配役表 2:1:2】
議長&NE♂ :
壱   ♂♀:
弐   ♂ :
参   ♂♀:
四    ♀:

<    >:ト書き

【本編】

議長:えー……これより、ラスボス認定会議を緊急開催する。
壱 :えー、ゲームしたいし、手伝いしないと夕食抜きなんだけど……。
弐 :私も議員壱に賛成です。子供が生まれたばかりなので、早く帰宅させて頂きたい。
参 :えー、皆サボりすぎでしょ。大体、ラスボス認定が俺達の仕事なのに。
四 :だーよねーw
   子供の為に早退とかァ、超絶イクメンって感じだけど、仕事出来ないとかァー?www
   ちょーウケるんですけどォwwwwww

議長:お前ら!
壱 :<電話に出る>もしも……ちょ、ママ!?
   今、会議中!
   わ、わかった! 宿題も手伝いもするって! 早く帰るから!切るよ!?
弐 :<同じく、電話に出る>もしも……オムツが切れた!?!?
   え、おしりふきも!?
   そっちはもう閉まってる!?
   ……わ、わかった。帰りにちゃんと買って帰るから。いいね? 切るよ?
議長:え、この会議の、意味!?
   お前達!!
   せ・い・しゅ・く・に。
   静粛にィィィィ!!!!
壱 :静粛に?
弐 :静粛、に。
参 :せいしゅく? せいしゅく?
四 :せいしゅくってー…うんとー…なに?www
参 :<電話を掛ける>
   あー……もしィ? 亜美チャン?
   今ァ、会議とかやってんだけどォ、なんかァ、超ダリィしィ、えっと…
   つまり、そう!
   ……<音を立てて唾を呑む>

   「今夜、俺んトコ来ないか?」(キリッ)
   ……あ、彼氏とデート!? しかもお泊り!? …………オッケー…………(´・ω・`)
四 :<同じく、電話を掛ける>

   ……もっしィ? ぱぱァ? あゆだよぉ? ……うん、うん。
   あのねぇ、サマンサの新作欲しいんだけどぉ……
   えっ!? まぁじ!? うんっ! 明日、あゆのおへやきてねぇ! ばいばあい!

議長:<盛大な長い溜息を吐いてから>

   ……つまり!
   静かに!!!!
   ……お前達、私の気持ちが解るか。
壱 :えっとー、あのねー…………あ、やっぱわかんねーや。ごめんね、オッサン。
弐 :……ふむ……悲しい、でしょうか。
参 :ハッ!www
   弐号、甘いね!w
   悲しい通り越して、厳しいだろwww
四 :あ、それ賛成!w
   ……でもォ、厳しいとか何?www
   むしろ、アンタ議長だからってえばり過ぎじゃん?wwww

議長:…………もう良い。
   開催するから、座って。
   はい、議員四、号令。

四 :えええええーー!? またアタシぃ!? ……もー。

   ……ハーイ。きりーつ、きをつけー、れー。

<議員たちは見事にバラバラの挨拶を同時にする>

壱 :こんばんはー。

弐 :宜しくお願いします。

参 :さよーならー。

四 :ぁよーござーまーす。
議長:……………………。

   <議員四をじーっと見つめてから>
   議員四、いつも通り、校則を破って、化粧ポーチを持ち込んでいますか?
四 :…………ハァ!?
   も、持ってる……け、ど……?
議長:眉毛がありません!!
   表情が読めないので、書いてきなさい。
四 :ハァっ!?!?
   あ、アンタ……わかったわよ……。

<議員四が、口を尖らせながら、渋々トイレへ向かう>

議長:……コホン。
   今回のラスボス認定対象は、資料の通り。

 

<議員たちは紙の資料を回して配り、めくる>


参 :うーわ。
   何、この幼女。
   ラスボス感なくね?
弐 :きっと頭のキレる子なのでしょう。
   口が悪そうです。
   このタイプは性格も悪いですね。
   議員四のような子供の方が、まだ可愛げがあります。
壱 :っつーか、コイツ、いくつだよ!? 俺より年下じゃね!?
弐 :…………はぁ。幼稚園児をラスボス認定する日が来るとは……世も末ですね……。
参 :……だなあ……。

<議員四が戻ってくる>

四 :たっだいまァ~! 描いたよ! ねえ、描いた! ほおら、バッチリ!

   さっすが、あゆ! 見て、この芸術的なアーチ眉!!
   ねーえー見て見て!? せぇーんーせーえー!!

<議員四は、ぴょんぴょんと跳ねて議長にアピールする>


議長:…………お、おう……。
   とっとにかく!! 席に戻りなさい。
四 :ハァ~イ!! ( ^ω^ )ニコニコ


<議員四は、上機嫌で吹けない口笛を吹きながら着席する>

壱 :んで、コイツいくつ?
全員:…………。
壱 :いち、じゅう、ひゃく……あれ?
   え、これ、人間の桁じゃなくね? え!? へ!?!?
弐 :そんなはずがありません。
   だって、幼女ですよ?
   精々、5さ…………は!?

<議員弐は、ブツブツと呟きながら、繰り返し繰り返し桁を数える>


参 :5億歳!?!?
   ……あの、さあ。これ、ミスプリ……じゃない、よね……?
   え、なに?
   もしかして、作者のアホが限界破裂?
   あ、違う。事実。
   キタコレ!!
   幼女のラスボス、FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!
四 :5億歳の幼女ぉ!?
   絶対、アレでしょ。アレ。
   だから、アレだってば!
   ……ああ、そう、残念! 残念って言いたかったの!

壱 :5億歳の幼女ってぇ……えっとえっと。ろりばばあ、だっけ?
四 :アンタ、ロリババアも知らないの?
   ハッ! これだからお子様は……。
   やれやれだわ。
参 :それを言うなら、「やれやれだぜ」だろ?
四 :アアン!? いちいちうるせえんだよ!! こんの、厨二こじらせ野郎!!
   ……ってゆうかあ……まァ、そんな感じィー?
弐 :……ハイハイ。
   さ、貴方達、会議を進めますよ。
   罪状は……えーっと……こ、これは!?!?

議長:勇者を、快楽で堕落させた……。
弐 :<電話に出る>……ああっ!?
   度々失礼!
   もしもし?
   こっちに差し入れ!?
   良いよ。お前こそ、新米ママは疲れるだろ?
   子供と一緒にゆっくり休んでてくれよ。……うん、うん。わかった。なるべく早く帰るから。
   ……ああ、オムツとおしりふき、な。
   わかってる、わかってるって!
   ……あ、ご、ごめん。は、ハイ。ち、ちゃんと、わかって、マス。ハイ。
   ……それでは。し、失礼します……。

壱 :快楽? おなかいっぱい??
四 :お子様はお子様ランチでおなかいっぱいにしときな。
参 :たーだーすぃィ?www
   おなかがいっぱいになるのはァ?www
   コ・イ・ツの方だなwww
   せ・い・e…ごっふ!?!?
弐 :議員壱の情操教育によろしくない発言は慎め。
   この下衆がァ!!!!
参 :せ…せんせー、参号クンが鈍器で危篤です…。ぱたん。


<議員参が、気絶したフリをして倒れる>

弐 :参号!! 参号!!!!
  「神は言っている…参号はここで死ぬ運命(さだめ)ではないと……」
   誰が!! 誰が参号をぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
参 :……むく。起きた。テんメェェェェェ!!!!!! 後で校舎裏な。
   マジ本気ぶっころ。参号クン、おこ。まじおこ。

議長:…………茶番だな。
   ……ふう。
   さて、罪状も確認したことだし、決を採る。
四 :待って待ってェ!!
   アタシとォ、この子だったらァ、アタシの方がァ、まだラスボス感あんじゃん!?!?
全員:…………。
議長:採決をしよう。
四 :ファッ!?!?
   ……お前ら全員、呪い殺してやるぅぅぅぅぅぅ!!!!
   藁人形とォ……釘? そう! 釘! 伝説の釘!

   ……あれ? でんせ、つ……? あれ? あれ? あれれ?

議長:<溜息を吐く>……ふざけるのも大概にしろ。

   そして、議員四、それは五寸釘だ。
   …………何!? 採決が成立しない!?
   ……コホン。どれ……お前達、賛成反対、どちらに投票した?
   数字順に理由と共に述べよ。
壱 :あ、一番手、俺? 俺?
   はんたーい。
   理由?
   幼女だから。生意気ィー。
弐 :私は賛成ですね。
   5億歳のロリバ……コホン……よ、幼女を侮ってはいけない。
   きっと蛇の手先なのです。
参 :……オッサン、蛇が邪悪な由来知ってんの?w
   西洋と東洋じゃ、蛇の解釈も違うんだけどね。
   ま、オッサンは西洋かぶれってことかwww
   あ、俺もそんな感じで賛成、ね。
四 :アタシィ?
   もち、はんたーい。
   だってェ、やっぱ幼女は幼女じゃん?
   ふっふーん! アタシに敵うワケ、な・い・よ・ねッ!!

議長:…………やれやれだぜ。
   ナルシズムも大概にしろ。

四 :じゃーァー?↑
   今からァ、アタシがァ↑ この子ォ………ぶっころ行ってくるゥ!!!!!!↑↑↑
   そしたらァ、アタシがァー、新たなァ、ラ・ス・ボ・ス?↑ 候補?↑

   なっちゃうゥ~!?!?↑↑↑ FOOOOOOOOO!↑↑↑↑
   んじゃ、そんな感じで、いってきー! トゥットゥルー! かぁーらぁーのぉーキーンッ!

<議員四は、アラレちゃん走りで教室……もとい、会議室を勢いよく飛び出す>

NE :ぐぅーっ・もーにーんっ! おはようございます。ニュース・グッドモーニングのお時間です。
   本日のトップニュースは……まさかの急展開!? 新たなラスボス誕生か!?
   議員四の半生と今後。
   本人を直撃した独占インタビューを交えて、緊急特番として、お送り致します。

四 :えーーーーーー!? もう終わりィ!?
参 :いや、むしろ、ここからっしょォ。
弐 :貴方達は全く…。
壱 :あ、お子様ランチひとつー!

議長:ちょっと、議員弐、可及的速やかに大人の、大人だけ! の会議をしたい。
弐 :なんですか? 一体……ああ。
   ここのお代ですか。経費でどうにかして下さい。
   大人代表、議長先生?
議長:グッ…………お、おわる……ます。


 

とぅーびーこんてぃにゅーど?

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